あわの歯科通信

噛ミング30運動

「噛ミング30運動」皆さんご存知でしょうか?  厚生労働省は「歯科保健と食育のあり方に関する検討会」が提唱する、ひと口30回噛むことを目標にした「噛ミング30運動」を行っています。  ひと口で30回噛むということは意外と難しいものです。  現代は加工品や欧米化の食事が多くなり、1度の食事で噛む回数は620回位。  平安時代の日本人の主食は米や麦、おかずは魚や野菜を食べ、1度の食事で噛む回数は1500回位だったそうです。  弥生時代では、木の実や干し物類を食べ、1度の食事で噛む回数は、なんと3900回! 現代人の噛む回数は、弥生時代の6分の1となっているのです。 弥生時代の人はアゴがしっかりとして、歯並びも美しく揃っていたようです。  歯ごたえのあるものを多く噛むと唾液が分泌されて、唾液の自浄作用により少々汚れが自然に洗い流されていきます。そして、口の中の環境が良くなります。「噛ミング30運動」が薦められているのも納得です。  30回しっかり噛むことが「ボケ防止」「肥満防止」その他、健康維持へと繋がるのです。 皆さんも一口で30回噛む!今日から実践可能なので、一度ためしてみてください。寺井