あわの歯科通信

キシリトールとは?

皆さん、キシリトールとはどんなものかご存知ですか?

キシリトールは、糖アルコールと呼ばれる天然素材の甘味料の仲間です。甘さは砂糖と同程度ですが、カロリーは4分の3ほどになります。野菜や果物にも含まれていて、わたしたちの体の中でも造られています。

そんなキシリトールは「歯にいい」と言われていますが、なぜ歯にいいのかという理由はご存知でしょうか。

虫歯菌であるミュータンス菌は、糖分を餌に酸を作り出して歯を溶かします。これが虫歯です。ですがミュータンス菌はキシリトールを餌にすることができないため、歯を溶かす酸を作り出せないのです。また歯の再石灰化を促して虫歯になりかけた歯を修復したり、唾液の分泌を促進させる効果もあります。こういった理由から、キシリトールは歯にいいと言われています。

もちろんキシリトールを摂取するだけで虫歯にならないというわけではなく、毎日のブラッシングやフロスを丁寧におこなっていただくことが大切です。

お口の中の健康を守るために、毎日のお口のケアに加えてキシリトールを取り入れてみてはいかがでしょうか?

三上